積極的分離とギフテッド


15.若年層の脳内発達に対する疑問
(ギフテッドOEなのか?発達障害なのか?)

2024年5月15日

ギフテッドや発達障害界隈に集う保護者の本心は、若年層(特に未成年の学童期)の「脳内発達」について、
「ギフテッドOEなのか?」
「発達障害、知的障害、精神病などの医療福祉対象者なのか?」
という線引きをしたいというところにあるようです。
ここでは、脳の器質的なものを原因とする発達障害(脳の欠損や病気等)は論点対象としませんのでご注意ください。

なぜ、線引きをしたいのか?

OEがあるとなれば、ギフテッドである可能性を含め、将来の展望が開けると感じるのかもしれません。
医療福祉対象となれば、手帳の取得により将来の道筋ができ、療育施設の利用で保護者負担が減ると感じるのかもしれません。
国としても国民を選別したい意図があるようです。
・労働還元率が高い者(いわゆるギフテッド)を把握して囲いたい
・第三勢力となる可能性を持つもの(OE持ち)をコントロールしたい
・(自立を妨げることにより)将来的に医療福祉対象となりそうな因子保持者(の子孫)を減らしたい
線引きは、若年者本人にとって良いことかどうかはわかりません。

線引きの悪影響

HQ論によれば、脳はお互いに対して干渉し合う性質があることから、どちらにせよ、「そのように扱われること」のリスクを考えざるを得ない。
さらに全てのOEが歓迎されるわけではない。一般人にとって有用なOEは「正のOE」として歓迎されますが、有用でないOEは「負のOE」として排除されます。
OEがあるということのみをもって、物事が有利に運んだり、面倒なことを免除できることは期待できないと思われます。また、多数の一般人で構成される社会に暮らすことを想定する場合、OEをコントロールする技術が必要です。
他方、医療福祉の対象者であることを宣言する、つまり現在、国が行う「支援」のレールに乗るという事は、「将来的に自立できない(しない)」と宣言することにほぼ等しい。中学校以降はその傾向が強く出るが、この部分はなぜかほとんど語られない。
つまり、行政都合により、方針変更が可能なのは小学校卒業までというタイムリミットがあります。小学校の間に「我が子はOEを持っている」と確信した家庭の一部は、中学受験などをしてOEが「正」と評価されやすい環境を選ぶようです。
当然ながら、これらのタイミングや進路の判断を見誤った場合の予後は不良です。

それでも線を引きたい貴方へ

当サイトでは、OEに対するメンテナンス方法と銘打った記事も書いていますが、これらは、もともと一般人の生活向上、健康維持に有効な手段として開発された歴史があります。気になる点を解消する具体的な方策としてご検討いただけると思います。
線引きをしたいというニーズに対し、当サイトが現在までに収集した情報と実体験から以下の結論を参考として提供します。

OEがある場合の特徴~OEは遺伝する

「言葉が早い」「記憶力理解力洞察力に優れる」「独特のセンスを持つ」「器用」「運動の発達がよい」などは0歳から明確に表れる指標です。学童期になれば、知能検査・運動テスト・学校の成績・芸術系コンクールの受賞などでさらに明確になる場合もあるが、ならない場合もある。
お世辞を含めての大人からの「賢い」「将来が楽しみ」、同級生からの「優しい」「いい奴」といったポジティブな評価と「神経質」「繊細」「個性的」「自分の世界がある」「変わっている」という評価が混在することが多いようです。
通常は複数の指標が出ているが、全ての指標がバランスよく出ている人がいる一方で、アンバランスな人もいます。
積極的分離レベル3以上の場合、自己および世の中を俯瞰してみることができるため、性格が非常に落ち着いています。一般的な言葉で言うと「性格が良い」ということになります。
市場に流通する複数の書籍、数々のブログやサイトの内容を総合したところ、当サイトでは、OEは遺伝すると結論しています。
本人の血縁者もOEを持っており、「正のOE」が強く出ている者も確率的に考えて複数名存在し、当然彼らは社会的に成功(実業・学術・芸術分野)しています。
このように、OEは諸刃の剣のような性質があるため、コントロールのノウハウを代々家系で蓄積することで、社会的地位を維持していると記述するブログが数件ありました。

医療福祉対象者の特徴~満4歳までの自力排泄が決定打

いわゆる医療福祉対象者を早期発見するための指標とされる「言葉が遅い」「目が合わない」等の場合、改善方策(脳科学的方法栄養療法ブレインバランスプログラム)を実施すべきであるが、改善可能なため、決定打にはならない。
当サイトでは、決定打を「自力排泄」の有無と考えています。
現在、自力排泄はおおむね満4歳までにはほとんどのお子さんが完了するようですので、これが1つの目安になると思います。
興味深いことに、ある時期を境に、急に自力排泄が困難になる場合があるようです。
医師の中には、自閉症とアルツハイマーの病理機序が似ているところを指摘する方がいますが、当方は、その両方を現実で見たことがあり、この意見に同意します。どちらも「自力排泄」困難となり、医療福祉のルートに乗っていきます。

どちらにも当てはまらない?

近年の「特別支援対象者」の増加に反し、本当の医療福祉対象者は、実はほとんどいないとわかります。
他方、親のひいき目を含めて「OE持ち」と主張すれど、実態は何ら伴わない場合も大多数です。
つまりどちらにも当てはまらないということは、全体の大多数80%以上を占めているいわゆる定型発達者だということです。
世の中は、全て定型発達向けにデザインされています。楽しい人生を!
それでもなお、気になることがあって困っていると主張される方には、当サイトにご紹介している各種メンテナンス方法を試してみることをおすすめします。