積極的分離とギフテッド


14.ギフテッド×アニメ

2024年4月3日 12:53
2024年5月28日(追記)

本稿を読む前に

日本で「放送」されるほぼ全てのアニメーション(映画含む)には、様々なシンボルが入っています。
それらをどう解釈するかは視聴者にゆだねられておりますが、無意識(潜在意識)に作用する場合もあるようです(顕在意識下で認識した場合は作用はしません)。

1995年に日本放送協会(NHK)が、1999年には日本民間放送連盟が、番組放送基準において、いわゆる「サブリミナル効果」を禁止することを明文化しました。
しかし、現在は「サブリミナル効果」とまでは言えない形での運用(シンボルの利用)が続いています。
日本語は、同音異義語が多く、「主語、言葉の定義、発音があいまいでも文章が成立する」のでやりたい放題な感もあります(他の言語ではできないことが日本語だとできる)。

制作者サイドが実はよくわかっていなくて「全部盛り」になっている作品もありますし、スポンサーの意向もあろうかと思います。
OEがある方はすでに「違和感」として気づいているはずなので、あまり影響は受けないと思っていたのですが、実は最近そうでもなさそうだとわかり、念のため記載しています(このサイトでも色々ご紹介している手前)。
当然ですが、本稿で推しているアニメもシンボルがたくさん入っています。

だれが本当のスポンサーなのかを考えてみるほうが(ストーリーよりも)断然、面白いかもしれません。
具体例は、オカルト要素が強いので別に置いておきます。→


ギフテッド界隈の共感を得ているギフテッド作品たる『葬送のフリーレン』のアニメが放送が終わりました(漫画も完結済?のようです)。
このアニメは、放送期間が1年未満でしたので、時期が特定しやすく、登場人物の構成も理想的かつ完成度も高いので、当方の推奨する『積極的別人格作成法』で後日使うのに最適であると記しておきます。
イメージ化しやすいので、同じ作品ならば、漫画よりもアニメの方が使いやすいです。
『積極的別人格作成法』は、18歳以上で、脳力凸凹が改善見込なしとなっている自覚がある方向けの「積極的分離」方法です。

やり方は下記をご覧ください。
7.中二病的能力の習得法(OEの有効な使い方・積極的分離のやり方)

漫画アニメドラマに出てくる一般人・高知能・ギフテッド

漫画家なのか、漫画雑誌編集者なのか、脚本家なのか、監督なのか。
わざとやっているのか、売れるためにやっているのか、偶然なのか。
登場人物には一定の規則性があり、面白い。
当方も全てのアニメ・ドラマを見たことはないので、とりあえず有名どころのみ。

1.一般人集団(サザエさん型)

登場人物全員が一般人。
・サザエさん
・ポケットモンスター
・NHK連続テレビ小説(伝記以外)
・民放ドラマほぼ全て

2.高知能+一般人(ドラえもん型)

高知能の周りに一般人がはべる。
・ドラえもん(高知能役はドラえもん)
・キテレツ大百科(キテレツは本当はギフテッド設定にしたかった模様)
・ミンキーモモ(初期の魔法少女系)
・スポーツ系漫画全般
・名探偵コナン(謎解き系全般)
・カイジ(社会派全般)
・特撮ライダー
・NHK連続テレビ小説(伝記)
・漫画原作の民放ドラマの一部
高知能は、高能力と置き換え可能。

3.高知能集団(ドラゴンボール型)

登場人物全員が高知能。
高知能のお友達の日常(バトル)。
・ドラゴンボール
・ジョジョの奇妙な冒険
・セーラームーンシリーズ
・幽遊白書
・るろうに剣心
・ワンピース
・プリキュアシリーズ
・鋼の錬金術師
・とある魔術の禁書目録シリーズ
・まどか☆マギカ(現在の魔法少女系)
・鬼滅の刃
・戦隊モノ
高知能は高能力と置き換え可能。
全員高能力の場合は、死傷者も…?
おどろおどろしい作品が多い。
唐突にバトルが始まり、バトルメインの展開に移行することが多い。
「オラ、わくわくすっぞ。」
・・・高知能だけを集めると、争いが起こるようです。

4.ギフテッド+高知能+一般人(ガンダム型)

ギフテッドの周りに一般人と高知能が集まる。
高知能に絡まれて困るギフテッドの図。
一般人に神格化されて当惑するギフテッドの図。
・富野由悠季監督作品(ガンダムシリーズ。)
・遊戯王(遊戯がギフテッド設定)
・涼宮ハルヒの憂鬱(ハルヒがギフテッド設定)
・宮崎駿監督作品(スタジオジブリ。主人公がギフテッド設定)
・庵野秀明監督作品(エヴァンゲリオンなど。主人公がギフテッド設定)
・新海誠監督作品(君の名はなど。主人公がギフテッド設定)
スピリチュアル的特殊能力を持った主人公を、ギフテッドとして設定。
一般人側からギフテッドを観測しただけのものと、制作者オリジナルのギフテッド観が反映されているものがある。
一般人から見えるギフテッドは、神話伝説呪術宗教など、大時代的なテーマと相性がよいらしい。
物理世界でバトルをしていない作品は、一見ほのぼの系だが、実は精神世界で壮絶なバトルをしていた、などは日常茶飯事。
一般人のギフテッドに対する潜在的なイメージは、巫女・教祖・陰陽師。ザ・精神世界!

5.ギフテッドたち(フリーレン型)

ギフテッドの世界そのもの。
・葬送のフリーレン
・アイドル天使ようこそようこ
特徴は、あまりにほのぼのしすぎて、見た後に「どんな話だった?」と聞かれて答えられないこと(笑)
ギフテッドたちは基本的に、バトルを好まない。
エピソードは、尻切れトンボだったり連続性がなかったりするのも特徴。
たまたまだと思うが、この2作品は、同じ苗字の方が関わっていた。

ギフテッドたちを描いた作品は、とても少ない

今まで当方が見た中では2つだ。
しかも、直近の作品は、過去の作品を見て育った世代が作ったような感じ。
後世の人が勝手に定義したようだが、
ギフテッドたちの作品にはプログラムの宣言文のように、独特のサインがあり、
「ツインテールの女主人公&ロングヘアの女友達」
ということになっている。もちろん両方ギフテッド。
この宣言文を利用して作られた他の作品は、多数あるから、1990年以降の一部の業界人は、脚本家の首藤剛志氏にあこがれていたんだと思う。
こういう組み合わせが、他のアニメでも、何組か確認できるはず。
宣言文を使ったからと言って、作り手にギフテッドがいない場合、ギフテッドたちの作品を制作するのは困難。
また、いい線までいっていても、神話伝説呪術宗教など、大時代的テーマを掲げた瞬間に、ギフテッドたちの作品は不成立になる。
世界観を創りやすいのは神話伝説呪術宗教など、大時代的テーマだから、一般人がよく陥る罠かも。
別に、区分4の作品群を否定するわけではない。
区分4は、商業的には大成功していると思う。

ギフテッド作品を支持する理由

わざわざギフテッドたちを描いた作品を、おすすめする理由は2つある。
①余計な思想が入りづらい。
②視聴ストレスがかかりにくい。

ギフテッド作品制作者からの言葉


シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家[首藤剛志]より

(引用開始)
『アイドル天使ようこそようこ』は、表向きは全然駄目だが、カルトな世界で評判になっているというのである。
(中略)
もともと僕自身が書くこと自体が好きではなく、作りたいもの、興味をひくものしか脚本や小説に関わりたくなかった。
つまり、やりたいものをやれればいいので、商売としての書くことはどうでもよかったのである。
お金を得るためなら他に方法はあると思っていたし、ファンの存在はありがたいと正直思うが「お客様は神様です」と誰かが言ったほど、視聴者を気にしてもいなかった。
(中略)
ついには、『アイドル天使ようこそようこ』をレーザーディスク(LD)にしようという署名運動まで始まった。
業者としては、全話のLDセットを7万円で買う人が3千人集まったら作るということだった。
15年以上昔のことである。
今の貨幣価値でどのくらいかはしらないが、そんな値段で買う人がいるとは、原案構成脚本の僕でも思わなかった。
第一、『アイドル天使ようこそようこ』のビデオは、ほとんど売れなかったはずである。
ところがファンの盛り上がりはそんな値段を気にせず、注文が集まってしまったのだ。
(中略)
それから10年ほど後、生まれた娘が4歳になった時、わが家ではアニメを解禁にした。
勿論、作品を選んで見せたが、僕の関係した作品の中で娘が夢中になって「もっと見せて……」と、せがんだのは『魔法のプリンセス ミンキーモモ』でも『ポケットモンスター』でもなかった。
何と『アイドル天使ようこそようこ』だったのである。
実をいえば、僕としては、この作品をスポンサーや制作者の目指す子供向けだけに作った訳ではなかった。
青年や大人……つまり、大人なはずの僕も楽しめる作品にしたかった。
そんなアニメを喜んでいる4歳の娘を見て、『アイドル天使ようこそようこ』に、年齢差を越えた魅力があるんだ……と、感慨深かった。
(中略)
さらに『アイドル天使ようこそようこ』の一部のファンのお祭りは、LDセットだけでは、終わらなかった。
なんと、渋谷駅前のハチ公から見えるビルの壁面ビジョン……当時、渋谷駅前にはひとつしかなかったと思う……を借りて、1時間の上映会を開いてしまったのである。
(中略)
渋谷のハチ公の前には、行き交う人と待ち合わせの人が大勢いた。
その内の何人が、この企画に参同したファンかどうか、僕は知らない。
その場にいた多くの人が、見上げる巨大な壁面ビジョンに何が写っていたか知らなかったと思う。
しかし、その時まさに、小さなテレビの中の架空の渋谷でしか動いていなかった『アイドル天使ようこそようこ』が、現実の渋谷で歌い動いていたのだ。
それは、ファンというものの凄さに驚いたと同時に、『アイドル天使ようこそようこ』という作品が作られてよかったと、心底、僕が思った1時間でもあった。
(引用終了)

ギフテッド絡みでは、こういった奇跡は、ごく普通に実現する。
それにしても、界隈の方の文章は、本当に長い。
さらに、公式以外にも、本人ブログが別に(場合により複数)あったりして…。
実は、当サイトの執筆者も…だが…(笑)