積極的分離とギフテッド


18.積極的分離法の詳細解説

2024年9月10日

当サイトでは、「積極的分離」の方法(実例)を扱っています。
当方のスタンスとして、積極的分離法のご紹介はしますが、あくまでも一例であり、この方法のみであると断言することはしませんし、実施については自己責任でお願いしています。

積極的分離の具体的なやり方は、下記の記事でも書いています。
  • 習得法
  • 7.中二病的能力の習得法(OEの有効な使い方・積極的分離のやり方)

  • 検証
  • 8.「積極的別人格」作成法と『積極的分離理論』

    積極的分離を行うと、進路、職場、友人、パートナーなどに対する価値判断が変わり、現状からの変化を望む可能性があります。この変化は、特に周りの人たちにとって、望ましい変化ではない可能性もあります。
    他方、当サイトの積極的分離法に興味のある方が増えています。当サイトの積極的分離法を独自の解釈で実践し、実存的うつ状態になる等、精神的に不調をきたす方が増えるリスクを懸念します。
    積極的分離法に関する認識を共有いただくため、ここに詳細解説を記します。

    当サイトの積極的分離法とは何なのか?

    現在の「自我」をより歪みの少ない「自我」に上書きし、「自我」の再構築(再成長)をはかることです。
    日本においては、一般的に低年齢の「自我」が当てはまると考えられます。わかりやすくするために「過去の自分に戻る」という表現を使っていますが、「タイムリープ」ではありません。

    前提条件: 戻れる時代の「自我」が、積極的分離レベル3以上に発展する可能性を有すること。

    「自我」は心理学用語ではなく、国語辞書的な意味でお考え下さい。
    当サイトの積極的分離法は、X歳の私から世界を見て、そこから今の私に「自我」をワープさせる方法です。
    X歳の自分に「戻る」というより、X歳の自我を「持ってくる」というほうが適切な表現かもしれません。
    条件を満たしていても、「昔の記憶が全くない」というタイプの方は難しいと思います。過去のある一時点の記憶を保持することを、当サイトでは「自動セーブ」と表現しています。記憶の「自動セーブ」についてはこちら→
    私見ですが、周りを見ると、~2歳までの記憶保持者は5%未満、~7歳までの記憶保持者は40~50%程度、残りは10歳~の記憶が鮮明なようです。
    当方は低年齢の「自我」にこだわっています。日本の場合、義務教育実施後は「自我」が悪い方向にゆがむことが多いと経験的に感じているためです。
    すでに歪んでしまった「自我」を使って、積極的分離(自我の再構築)を行うのは、大変難しい(不可能ではない)と判断しています。

    積極的分離法に必要なもの

    自我を戻したい「X歳のある日」の記憶(その時の光、音、匂いなど)が何日分か、必要です。ほんの数秒ずつの断片でも大丈夫と思いますが、その場合は複数欲しいです。それらの記憶に近い時系列のご自身の写真を複数枚、用意してください。学校などで制作したアルバムでも可です。もし、ホームビデオがあるなら、利用してください。
    時間軸を確定するために、当時の映像作品を用意してください。これは自分以外が写っているものとし、過去のニュース、過去のドキュメンタリー、国内ドラマ、国内映画は不可です。アニメ、海外ドラマ、海外映画を選択してください。
    日本に住む日本人が当サイトの積極的分離法を行うと想定した場合に、現実世界の日本との断絶を確実に図ることが必要です。過去のニュース、過去のドキュメンタリー、国内ドラマ、国内映画を不可とする理由は、現実世界の時間軸がリアルに想起されてしまい、邪魔になるからです。
    映像作品がない場合は、次点として音楽でも代替可能です。

    具体的な方法について

    まずは、写真やビデオを眺めて、当時のことを思い出してください。1回だけでなく、毎日見るなど、複数回、目に触れるようにしてください。「あの時、あんなことを考えていた」「あの時、誰だれがこういっていた」といった具合で当時のことを思い出してください。その時の自分から見た景色を出来るだけ再現できるように何度も見返してください。
    映像作品の鑑賞は、当時の自分の目線から見てください。気に入った部分は特に念入りに複数回視聴してください。画面から目を離した時の景色が、今の景色ではなく、当時の景色になるように、想像力を働かせてください。
    音楽を使用する場合は、出来るだけ当時の音源を使用し、目をつぶって聞いてください。

    某欧州系有名結社もこのノウハウを持っている?

    2020年ごろ、インターネット上で「タイムリープする方法」として、某欧州系有名結社の関係者と思われる人物から、内部情報がリークされたことがありました。
    ソースはYouTubeでしたので、話し半分とすべきですが、「それぞれの記憶に予め別々の花の香りを当てはめておき、花の香りを頼りに過去に戻る」とあり、ロジックはおおむね当方のものと一致します。
    ただし、この方法では「タイムリープ」はできないはずです。
    結社内でノウハウを保存していた意図は不明ですが、もし、本当に結社内からのリークならば、結社では積極的分離レベル3以上の集団(≒ギフテッド)を作る必要性を感じていた可能性があります。
    あるいは2022年ごろから、日本のインターネットサイトに「積極的分離」という言葉が急に出てきたことは、誰かの主導かもしれません。
    当方は、積極的分離レベル3以上が集まることは、ある種のコミュニティにとっては、比較的有用であると考えているので、仮に主導者がいたとしても敵対するつもりはありません。

    小説『時をかける少女』と「ラベンダーの香り」と「タイムリープ」

    筒井康隆氏のSF小説『時をかける少女』(1967年)では、ラベンダーの香りをタイムリープのきっかけとしているようです。筒井氏がOE使いなのか、上記YouTuber氏と筒井氏が某結社員なのか、YouTuber氏が単に筒井氏の作品を下敷きにしたのかは分かりません。
    どちらにしろ、「タイムリープ」と呼ぶには大げさな感があります。あるいは、真相へのミスリードを狙っていることも考慮すべきです。

    成功を確認する方法

    「自我」の上書きにより、顔つき(主に目つき)が変わっていますので、鏡で確認できます。新しい人格の年齢によっては、同窓会に行ってみると周りの反応が変わることが確認できると思います。

    時間軸との関係(タイムリープではないことの説明)

    当サイトの積極的分離法について、「同じ時間軸をもう一度やり直さなくてはならないのではないか?」という懸念が考えられます。
    積極的分離は、タイムリープではありません。よって、そのような懸念事項はありません。当然ながら、積極的分離のみによって、タイムリープ界隈で語られるような「マンデラ・エフェクト」も起こりません(他の理由により、マンデラ・エフェクトが起こる可能性は否定しません)。
    途中の時間軸で嫌な記憶がある場合は、「当事者ではない」状態で自我復旧となります。
    嫌な記憶そのものは消せませんが、客観視が可能になります。
    ある種の客観視は、積極的分離の一番のメリットであり、精神性が上がる理由であると考えています。

    何回まで分離可能か

    積極的分離に成功した場合の肉体年齢と精神年齢のイメージ図です。

    時間軸 0年---5年---10年---15年---20年---25年---30年-----------------45年---50年---55年---60年---------- 
     私① 0歳---5歳---10歳---15歳---20歳---25歳---30歳
     私②       10歳----------------------->10歳-----------------25歳
     私③       10歳-------------------------------------------->10歳---15歳---20歳---25歳----------
     私④    5歳----------------------------------------------------------->5歳---10歳---15歳----------

    オリジナルを私①とする。
    肉体年齢30歳の時に1回目の積極的分離後、私②となった場合、私②は私①に戻ることはできないが、さらに肉体年齢45歳で2回目の積極的分離を行い、私③として、私②と同じ「自我」を上書きすることは可能と考えられます。その後、肉体年齢50歳で3回目の積極的分離を行い、私④として私②③からさらにさかのぼった「自我」を上書きし、再度構築することも可能と考えられます。
    私③と私④については、現時点で実証しておりませんので、仮説の域であるとお考え下さい。当方は今後、私④のような方法を取ってみたいと思っています。
    便宜上、肉体年齢と精神年齢を分けるような記載となっていますが、肉体と精神の分離を推奨したり、実証しようとしているわけではありません(肉体と精神を分離しようとすると、いわゆる自律神経失調症と呼ばれる状態になってしまうため)。

    「人工的積極的分離法」の実践と危険性

    積極的分離を人工的に起こす方法があります。当方は、「人工的積極的分離法」が、社会実験としてすでに何回も行われていると考えています。
    人工的積極的分離法には、かなりの危険が伴います。積極的分離を成功させるためには、OEなどの別の能力を合わせ持っている必要があるからです。
    合わせ持っていなかった場合(これが大多数なのですが)は、実存的危機(実存的うつ)の段階で止まるか、肉体と精神が分離する状態(=いわゆる自律神経失調症と呼ばれる状態)、精神の統合が妨げられる状態(=いわゆる精神病と呼ばれる状態)になります。
    残念ながら彼らは、「実験の失敗作」として社会に放たれたままとなっています。
    この内容の詳細は別記事とします。

  • 実存的危機(実存的うつ)の具体的対処法はこちら→
  • 積極的分離「後」の様子はこちら→