積極的分離とギフテッド


9.『積極的分離』レベル3の世界観

2024年1月2日 21:30

『積極的分離理論』については、ギフテッドと関連のある話題になります。

『積極的分離理論』レベル3

(引用開始)
垂直的葛藤が水平的葛藤に置き換わる。同一の事象を異なった視点で捕える( vertical dimension multilevelness)。
人格成長、自治に必要な段階。
積極的分離は、突然ありのままの自分自身やそれまでに自分が成し遂げてきた物事に対して満足できないと感じた時にも起こる。
青少年時代にこの段階に到達し、自身の目標を再考したり、計画やアイディアの一部を放棄するようになる。
自己との間に矛盾を感じるが、新たな解決策を見つけることでそれを克服する。
(引用終了)
Wikipedia

どのような背景であっても、積極的分離を起こしていれば達成する状態のようです。
積極的分離しているということは、前の人格を捨てて、現在の人格で最適化を図っているはずなのですが、自身を取り巻く「社会」は前の人格の時と変わらないため、自分が正しいと感じても、社会が許容しない場合もあります。

白昼夢の世界

精神的に自由な価値観のもとで思考できるようになったが、社会的多数の価値観に現実の行動を拘束されて葛藤が生じる。
当方は精神薬の服用の経験がなくよくわかりませんが、積極的分離レベル3以前から精神薬を継続して服用していた場合は、白昼夢がさらに加速しそう。
レベル3の行動イメージは、多少過剰かつ一部分ではあるが、小説家・江戸川乱歩が生み出した『怪人二十面相』によく表現されていると思います。
特筆すべきは、怪人二十面相は、白昼夢にとどまらず実際に行動していることです。
物語の性質上盗賊であるが、実際は様々な人に姿を変え、その立場を楽しんでいるような描写も多いです。

対話(レベル1 vs レベル2 vs レベル3)

政府
「新型コロナウィルスが猛威をふるっています。」
レベル1
「ワクチンワクチンワクチン。高齢者のためにワクチン。(本当は自分のためにワクチン。)」
レベル2
「・・・(新型コロナウィルスは陰謀。スピリチュアルの世界では〜。)」
レベル3
「・・・(好奇心をそそられるが、違和感が多い。騒ぎに加担したくないから早く終われ。)」